イスタンブールに暮らす地震被災者、ムハンマド・サーレさん(2023年6月5日)
(こちらは6月3日〜4日に行ったイスタンブールでの取材記事です) 日本を出発した翌6月2日、トルコ最大の都市イスタンブールに到着しました。この街で、ある地震被災者の男性を取材するため、二日間を過ごしました。 まずは子供たちと、イスタンブール旧市街を散歩。 旧市街の坂を登ったところにある、築400年近
(こちらは6月3日〜4日に行ったイスタンブールでの取材記事です) 日本を出発した翌6月2日、トルコ最大の都市イスタンブールに到着しました。この街で、ある地震被災者の男性を取材するため、二日間を過ごしました。 まずは子供たちと、イスタンブール旧市街を散歩。 旧市街の坂を登ったところにある、築400年近
拙著『人間の土地へ』(集英社インターナショナル/2021年)が、なんと今年3月の亜細亜大学様の入試問題の「小論文試験」にて使用されました。 こちらは亜細亜大学様の「入学試験問題 過去問題」として今後公開されるとのこと。入試問題に使っていただけたことは、大変光栄な機会でした。それにしても、なんと難しい
トルコ・シリア大地震の発生からまもなく4カ月。被災地の報道が少なくなってきました。その後、地震被害に遭った人々がどのように暮らしているのか、なかなか情報が届かなくなり、また皆様からご支援を集めさせていただき、届けさせていただいたことに対して、その後の状況を伝える責任も感じるようになりました。 現地で
今年2月6日に発生したトルコ・シリア大地震では、両国合わせ、5万6千人超の死亡が確認されました。これまで足繁く取材に通ってきたトルコ南部地域が大きな被害を受け、親族や知人も多数被災したことから、私も個人的に緊急支援を集めさせていただきました。 トルコ側、シリア側には夫の親族が難民として暮らしているこ
(こちらの記事は、最後の<裏話>まで、一般の方にも公開しています) 2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の支援金について、本当にたくさんの方々から温かいご支援をいただきました。3月17日現在までにいただいたご支援の総額は、¥5,185,394です。現在、そのほとんどを現地に送付中で、¥2,884,
トルコ・シリア大地震の緊急支援として、集めさせていただいた支援金を、現地在住の信頼できる親族や知人を通し、現地のシリア人ネットワークから配布させていただいています。トルコ側ではシリア人は困窮層が多いこと、またシリア側の北西部イドリブ県は反体制派遅配地域であり国際支援が入りにくい地域であるため、シリア
2月6日に発生したトルコ・シリア大地震から1カ月のタイミングで、共同通信様に記事を書かせていただきました。秋田魁新報様、信濃毎日新聞様など、全国の地方紙に配信され、五月雨式に掲載されたようです。 <以下、記事全文です> 再び生活奪われたシリア難民 トルコ・シリア大地震から6日で1カ月。死者が5万人を
(こちらの記事は、シリア情勢を包括的に理解する上で大変学びのある記事のため、有料会員様以外にも公開させていただきます) <この記事の内容> 現シリア・アサド政権とは? / シリア国内支援が難しいのは何故か / 北西部の反体制派地域をめぐる支援の実情 / シリア問題を理解するための前提 Stand
(こちらの記事は、有料会員様以外にも公開しています) 地震発生から16日が経過しました。 こちらのページでは、被災地のひとつトルコ南部ハタイ県、シリア国境の街レイハンルから届いた人々の状況をご報告いたします。 集めさせていただいた支援金が、生活物資の購入などに使われています 被災したシリア難民のため
2月6日に発生したトルコ・シリア大地震。被災したシリア難民への支援金を集めさせていただいてから、連日大変多くのご支援をいただいています。どうもありがとうございます。しかし始めるにあたり、葛藤がありました。 こちらでは、その葛藤や決断についてお話したいと思います。 個人を窓口に支援金を集めることへの迷
シリア・トルコ両国にまたがる大地震の発生から2週間ほどが経ちましたが、現地ではまだ混乱状態が続き、被災者の多くが厳しい寒さの中、不安定な避難生活を送っています。 さて、被災したシリア難民への生活支援金を募らせていただいてから、大変多くの方々よりご支援をいただきました。19日までにいただいたご支援の総
(こちらの記事は、有料コンテンツの内容ですが、多くの方に関心を持っていただきたい内容のため、一般公開させていただいております) 6日にトルコ南部で発生した大地震から一週間が経過しました。犠牲者の数は日増しに増えており、最終的に犠牲者の数は五万人近くまでのぼるのではという、国連事務次長の見解も発表され
(こちらの記事は、有料会員様以外にも公開しています) 6日に発生したトルコ大地震から数日が経ち、現地に暮らす親族、知人より被災状況が伝えられています。 夫の親族に死者は出なかったものの、遠い親戚や友人たちに死者が出ております(いずれもシリア人。アンタキヤにて死亡)。内戦から逃れた先のトルコで、地震に
トルコ南部で6日午前4時17分(日本時間同日午前10時17分)にマグニチュード(M)7.8の大地震が発生しました。この地域には、シリア難民である夫の親族が多数暮らしており、私が毎年難民の取材を行ってきた地域でもありました。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In.
私は普段、シリア内戦や難民の問題などを取材し、伝える活動をしています。ただ、こうした難民の苦境だけでなく、彼らの文化を理解することで難民問題にもより関心を持っていただきたく、「アラブ菓子を食べる会」というイベントを企画しました。 イベントは25名様限定。1月28日に東京都代々木上原駅近くのギャラリー
私は普段、シリア難民を取材し、彼らの現状を伝える活動をしていますが、難民の問題に関心を持っていただくためには、彼らの文化的背景を理解いただくことも重要です。多くの方にアラブ文化について関心を持っていただけるよう、多様な角度から文化理解を深めるための企画をしています。 今回は、アラブ菓子にまつわるイベ
2012年から私は、シリア難民の取材を行ってきました。難民を撮るということは、彼らがかつて暮らした故郷を知ることでもあり、同時に、難民となって逃れなければいけなかったからこそ、人々がどんなにその土地を慕っているかを感じ続けることでもありました。 人間は生きる環境を自ら変える力を持つ存在です。しかし同
皆様、あけましておめでとうございます。早いもので、今年も新しい一年となりました。昨年は、長引くコロナの影響や、ウクライナ侵攻などもあり、世界的にも不安定な情勢の一年でした。今年は、より情勢が安定化するよう願ってやみません。 本年も、皆様にとって実り多き一年となりますように。今年もどうぞよろしくお願い
11月28日の20時より、「小松由佳 オンライン取材報告会 2022 」を行わせていただきました。報告会を録画しましたので、ぜひ以下よりご視聴ください。 「 小松由佳 オンライン取材報告会 2022 」について 2022年7月から3ヶ月をかけ、トルコ南部に暮らすシリア難民の取材を行いました。トルコで
11月26日開催の亜細亜(アジア)大学様での取材報告会が終わりました。当日は、学生を含め、さまざまな層の方々に聞いていただきました。ご来場された皆様、どうもありがとうございました。 ナジーブさん(左)と私。真ん中にいるのはナジーブさん長男のライアン君。 亜細亜大学へ 当日は気持ち良い秋晴れのなか、武
11月20日のイベント、「地球永住計画 公開講演 〜冒険者たち〜 小松由佳(フォトグラファー)×関野吉晴(探検家・医師)」が無事終わりました。 当日は、多くの方にお越しいただき、満員御礼をいただきました。どうもありがとうございました。こちらのイベントは会場の都合で人数制限がありましたが、26日からオ
皆様、7月から10月にかけて行ったシリア難民の取材では、たくさんの応援とご理解をいただき、どうもありがとうございました。精神的に疲れを感じるほどに、自分ができうる限りのぎりぎりの深い取材ができました。これから、取材内容をしっかり発表するべく、動き始めています。 取材報告会の開催・企画までに時間をいた
長らく、こちらの有料会員コンテンツの更新ができずにおり申し訳ございません。実は、10月はじめに帰国してから、取材で経験した出来事により、半ば虚脱状態になっておりました。 記事の更新が思うようにできず、皆様にはご迷惑とご心配をおかけしましたことをお詫びいたします。本当にすみませんでした。 今回、取材後
10月5日、子供たち二人とともに、無事成田空港に到着し、日本に帰ってきました!懐かしの日本に感無量です。 これまで最高気温30度が続くトルコ南部にいたため、すっかり冷え込んだ日本の寒さに驚いています。成田空港を出た瞬間、かすかに野焼きの匂いがし、トルコでは嗅ぐことのないその独特の草の匂いに日本に帰っ
本日9月28日放送のNHKラジオ「Nラジ」に、取材先のトルコより生出演いたします。 https://www4.nhk.or.jp/nradi/ 私が出演するのは15分ほどですが、現在滞在しているシリア国境の街レイハンルより、シリア難民の置かれた状況についてお話いたします。 シリア取材を終えトルコに戻
この夏のシリア難民の取材では、海を渡りヨーロッパを目指す難民が周りにも増えてきたことに驚かされました。その波は親族にも。 シリアに向かう直前に取材した親族たちは、(不法入国という手段で)すでに海を渡り、ギリシャに上陸し、イタリア方面へと向かう難民の道をゾロゾロと歩いています。現在ギリシャを通過し、マ
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