レバノンで同時爆発と空爆。イスラエルとの全面戦争への懸念と、隣国のシリア人が思うこと
昨年10月からの、イスラエルとハマスとの衝突に続き、この9月17日以降、レバノンで起きていることは、中東全土を大きく揺るがす事態へと発展しています。 9月17日、ヒズボラのメンバーが使用するポケベルが同時爆発。また翌18日には、同じくヒズボラのメンバーが使用する無線機が同時爆発しました。これらはイス
昨年10月からの、イスラエルとハマスとの衝突に続き、この9月17日以降、レバノンで起きていることは、中東全土を大きく揺るがす事態へと発展しています。 9月17日、ヒズボラのメンバーが使用するポケベルが同時爆発。また翌18日には、同じくヒズボラのメンバーが使用する無線機が同時爆発しました。これらはイス
この写真は、一体何をしているところでしょうか。 実は、イスラム教徒の子供(男子)が誰しも経験する、ある儀式の直前の一枚なのです。今回の記事は、イスラム教文化と、日本での子育ての葛藤を書きたいと思います。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ NHK「視点・論点」 第一線からの、ことば。 ①初放送ETV 9/17(火) 12:50~13:00 ②再放送 NHK総合 9/18(水) 4:05~ 4:15 放送後、NHKプラスで7日間の見逃し視聴
2024年9月6日の山梨日日新聞様に、7月に甲府市で行われた講演会について掲載いただきました。大変丁寧な取材をいただき、素晴らしい記事にまとめてくださった山梨日日新聞様、どうもありがとうございました。 (2024年9月11日)
先日は、移民・難民について理解を深められる番組として、9月8日(日)23時より放送の、毎日放送(TBS)「情熱大陸 小島毬奈」をご紹介させていただきました。 番組を見て、改めて移民・難民問題の背景の複雑さ、難しさを感じました。 人間は皆、誰もが安全に、自由で平等な社会に生きられる権利があり、無条件に
今年3月に冒険家の阿部雅龍(41歳)、7月に登山家の平出和也(45歳)と、縁の深かった二人の仲間を失くした私は、この夏の間、心にぽっかりと穴が空いたような喪失感と向き合っていた。 人は生まれたならいつか必ず、この世を去る時が来る。その時がいつなのか、私たちは知らない。だがこの世を去っても、なお人の心
その一報を受けたのは7月28日のことだった。 K2西壁の未踏ルートに挑んでいた平出和也さん(45)と中島健郎くん(39)が、7000m地点から墜落した、という知らせだった(*)。聞けば、27日午前11 時半頃に墜落、約1000m落ちて、体は約6000m地点にあるのが確認できているという。その時点で2
2024年6月13日〜24日まで、新宿駅徒歩5分の「OM SYSTEM GALLARY」様にて写真展「あなたは ここにいた〜燃やされた故郷、パルミラ〜」を開催させていただきました。10日間の会期中は、驚くほど多くの皆様にご来場いただき、大変嬉しい時間となりました。 改めて、ご来場いただきました皆様、
一夜の美しい夢のような時間 6月13日〜24日開催の2年ぶりの写真展「あなたは ここにいた 〜燃やされた故郷パルミラ〜」。早いもので、10日間の会期が終了いたしました。 企画から準備まで、一夜の美しい夢のような、あっという間の時間でした。 会期中は10時から18時まで毎日ギャラリーに立ち、多くの皆様
本日は写真展が始まって5日目でした。会期が24日月曜日までですので(火曜水曜はギャラリー休)、写真展も半分過ぎたことになります。私は全日会場で10時から18時まで在廊しており、あっという間に毎日が過ぎております。 毎日、本当にたくさんの皆様にお越しいただいております。嬉しく、恐縮な限りです。皆様、ど
写真展「あなたは ここにいた 〜燃やされた故郷、パルミラ〜」が14日から始まりました!搬入日から、あっという間に時間が流れております! 2021年12月に、富士フォトギャラリー銀座様にて行った写真展『シリア難民 母と子の肖像』以来、約2年ぶりの写真展となります。写真点数も60点ほど用意し、経済的にも
在日コリアンのサッカー選手、安英学(アン・ヨンハ)さん JR横浜駅から、閑静な住宅地にある見晴らしの良い高台を目指す。在日コリアンの元プロサッカー選手、安英学(アン・ヨンハ)さんとのご縁で、あるサッカースクールを訪ねるためだ。 安さんは在日コリアン3世。アルビレックス新潟や名古屋グランパスエイト、大
2024年6月13日(木)~24日(月)まで、新宿駅徒歩5分のOM SYSTEM GALLERY 様(旧 オリンパスギャラリー東京 様です)にて、写真展を開催いたします。 この二年間は、膨大な経費がかかる取材費と写真展開催費のやりくりに苦労し、現地取材をより優先して行ってきました。今回は、久々の写真
4月30日は、探検家であり人類学者の関野吉晴さんの講座「地球永住計画」にて、1月に行った不法移民の取材報告会を行わせていただきました。会場の皆様からのたくさんのご質問にお応えしつつ、さまざまな議論を交わさせていただいた素晴らしい時間でした。 この取材では、例年の子連れ取材パニックに加え、イギリスの物
2024年6月13日〜24日にかけ、新宿のOM SYSTEM GALLERY(旧オリンパスギャラリー東京)様にて写真展を開催いたします。トルコ南部に暮らすシリア難民と、彼らの故郷パルミラの今を通し、難民とはどういった存在なのか、故郷を失うとはどういうことなのかを問う展示です。是非お越しください。 ・
4月26日に、この年末年始に行いましたイギリスでの不法移民の取材のオンライン報告会を行いました。多くの皆様にご参加いただき、どうもありがとうございました。 当日は、2022年に「不法移民」としてトルコに移動したシリア難民の親族(夫の兄と甥)が、どのような背景から「不法移民」となる選択をしたのか、そし
朝日小学生新聞様に、昨年末から今年初めに行った「不法移民」の取材について寄稿させていただきました(2024年3月27日付新聞にて)。 主人公は、シリア難民の少年エブラヒム。実は私は彼を、彼が生まれたときから知っているのです。2009年にシリア中部のパルミラで生まれたエブラヒムが、紛争によって故郷を追
昨年10月に始まったイスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突は、4月7日で半年を迎えました。4月11日現在、ガザ地区では32,000人以上が死亡し、人々が飢餓に苦しむ深刻な人道危機が続いています。 かつての面影がなくなった、ガザの街 こちらは、この半年で壊滅的に破壊されたガザの街並みを、ドローンで撮影
3月27日に亡くなった冒険家の阿部雅龍(前回の記事で書かせていただきました)。今もまだ、その驚きと悲しみの中にあります。その後、秋田魁新報社より依頼をいただき、追悼記事を書かせていただきました。このような機会をいただき、大変に恐縮でした。 熱い心、志。夢への真摯な姿勢。阿部雅龍の生き方や姿勢を忘れず
2024年3月27日、親交があった冒険家の阿部雅龍が、脳腫瘍の闘病の末に亡くなりました。この一週間、私は喪失感で呆然とし、彼のことを考え続けていました。 阿部さんとは同郷の秋田市出身で同い年。東京では冒険家や登山家の集まりでよく顔を合わせ、共通の知人も多く、共感し合える仲でした。深い話をしなくとも、
こちらは、2023年12月から2024年1月にかけて行った、イギリスでの「不法移民」の取材のレポートです。 今回は、13歳の若さで「不法移民」としてトルコからイギリスへ移動した、夫の甥エブラヒムの取材エピソードです。 戦火の中で育ったエブラヒム 2009年のある夏の日、私はシリア中部の街パルミラで、
こちらは、2023年12月23日〜2024年1月13日に行ったイギリス取材のレポートです。こちらは有料会員以外の方にも公開させていただきます。 フランスの港町カレー。ドーバー海峡に面し、最もイギリスに接近したこの街では、海を渡ってイギリスに向かおうとする移民たちが船出を待っていました。私はそこで、シ
こちらは、2023年12月23日〜2024年1月13日に行ったイギリス取材のレポートです。 <目次> ・カレーへ ・「街の中心部、駅から歩いて5分ほどの橋の下」 ・シリア人はみな家族 ・空き地での炊き出しへ ・「不法移民」の多様な背景 前回は、ドーバー海峡を渡って「不法移民」がやってくるイギリス南東
東京都町田市にある「学校法人 玉川学園」様の学園誌、『全人』様にて私のインタビュー記事を掲載いただきました。今回の冊子は「特集 戦争をどう学ぶか」という大変考えさせられるテーマで、その一環として私の活動を取り上げていただきました。ほか、難民支援の現場での話や、戦争について知るために読むべき本なども紹
こちらは、2023年12月23日〜2024年1月13日に行ったイギリス取材のレポートです。 <目次> ・難民認定を待つアブドュルメナムの不安 ・ヨーロッパを目指すシリア難民 ・「不法移民」がやってくる街、ドーバー ・番外編〜写真家としての苦悩〜 前回は、2022年に「不法移民」としてイギリスに入国し
あっという間のイギリス取材を終え、1月13日夜に日本に戻ってきました。 今回も7歳と5歳の二人の子供を連れた子連れ取材。3週間弱のこの取材では、ロンドンに到着するなりスーツケースが空港で行方不明となり、三日後に見つかるという事件が起きましたが、その後も取材後半に、レスターという街で、財布をすられてほ
(この記事は、2023年12/24〜2024年1/13までのイギリス取材の記録です) ロンドン中心部から電車で1時間半ほど離れたニュータウン、ミルトンキーンズ。この街の難民収容施設に、夫の兄アブドュルメナムと、夫の甥エブラヒムが暮らしている。私はアブドュルメナム兄に会うため、この街を目指した。 アブ
皆様、あけましておめでとうございます。2024年がやってきました。私はこの新年を、イギリス南東部、ドーバー海峡を臨む港町ドーバーにて迎えました。新年を取材地で迎えられる幸せ。取材に連れている二人の子供たちも毎日元気いっぱいです。 昨年2023年は、振り返るととても愛しい一年でした。 年始めから長く胃
(この記事は、12/24〜1/13までのイギリス取材を写真で記録した記事です。こちらの記事は、「有料会員」以外の方にも公開しています) ロンドン北部のヒンチュリーに暮らす兄、アブドュッサラームの家を拠点に、昨年、「不法移民」としてイギリスに入国した夫の兄や甥の取材を始めました。アブドュッサラームは、
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