サイドナヤ刑務所に生きていた兄、サーメル
シリア人ならば、「サイドナヤ刑務所」の名を知らない者はいません。 首都ダマスカス郊外にあり、常時1000人以上が収監されていたとされるこの刑務所は、アサド政権による抑圧の象徴として、恐れられてきました。 2011年以降、シリアではアサド政権反対派を中心とする約13万人以上が政府軍によって拘束され、国
シリア人ならば、「サイドナヤ刑務所」の名を知らない者はいません。 首都ダマスカス郊外にあり、常時1000人以上が収監されていたとされるこの刑務所は、アサド政権による抑圧の象徴として、恐れられてきました。 2011年以降、シリアではアサド政権反対派を中心とする約13万人以上が政府軍によって拘束され、国
ロンドンに到着するなり、シリアのアサド政権の崩壊を知った今回の取材。すごいタイミングでヨーロッパ取材が始まり、ザワザワした心境で取材1日目をスタートさせました。 イギリスに着くなり、息子(8歳)が日本に帰りたいと言い出し、日本にいる夫(2012年にシリアから逃れた難民の一人)もシリアに帰りたいと言い
これは、歴史的瞬間になるのではないか!! 2024年12/7〜27まで、移民となったシリア人の今を取材するため、ヨーロッパ取材を行うことに。 まずはイギリスを目指し、12月7日に日本を出発。昨日8日朝に、韓国の仁川空港で乗り継ぎをしていたところ、「シリアのアサド政権が崩壊間近か」という驚くべき報道が
(こちらの記事は、有料会員以外の方にも公開の記事とさせていただきます。またこちらの内容は、難民として国を離れ、反体制派支持者である夫とその兄の意見であり、政権支持者とは全く異なった見解を持っているということを事前に付け加えさせてください) 12月8日現在、シリア情勢が重大な局面を迎えています。201
我が家では今、夫の兄のジャマールが居候中だ。普段、ただでさえ、シリア人の夫との日常がサスペンス劇場状態であり、二人の子供の育児はパニック状態だったが、ジャマール兄の居候によってパニック度合いはさらに高まり、しばらくただ日々を懸命に送ることにいっぱいいっぱいであった。以下は、その兄との生活を振り返って
今年10月7日、ハマスによるイスラエル越境攻撃から一年を迎えました。この一年のイスラエルによる軍事行動により、40000人を超えるガザの市民が死亡したとされ、ガザの人口200万人のうち約190万人が避難民となったとされています。 またこの戦争が始まって以来、ガザの住民67000人以上が餓死した可能性
レバノンでは先月(2024年9月)、ヒズボラの戦闘員が使用する通信機器が同時爆発し、民間人も巻き込んだ多くの死傷者が出ました。イスラエルによる関与が疑われていますが、さらにその後、ヒズボラ関連施設を狙ったイスラエルによる空爆や地上進行も始まり、レバノン南部や首都ベイルートを中心に、多くの民間人の死者
昨年10月からの、イスラエルとハマスとの衝突に続き、この9月17日以降、レバノンで起きていることは、中東全土を大きく揺るがす事態へと発展しています。 9月17日、ヒズボラのメンバーが使用するポケベルが同時爆発。また翌18日には、同じくヒズボラのメンバーが使用する無線機が同時爆発しました。これらはイス
この写真は、一体何をしているところでしょうか。 実は、イスラム教徒の子供(男子)が誰しも経験する、ある儀式の直前の一枚なのです。今回の記事は、イスラム教文化と、日本での子育ての葛藤を書きたいと思います。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ NHK「視点・論点」 第一線からの、ことば。 ①初放送ETV 9/17(火) 12:50~13:00 ②再放送 NHK総合 9/18(水) 4:05~ 4:15 放送後、NHKプラスで7日間の見逃し視聴
2024年9月6日の山梨日日新聞様に、7月に甲府市で行われた講演会について掲載いただきました。大変丁寧な取材をいただき、素晴らしい記事にまとめてくださった山梨日日新聞様、どうもありがとうございました。 (2024年9月11日)
先日は、移民・難民について理解を深められる番組として、9月8日(日)23時より放送の、毎日放送(TBS)「情熱大陸 小島毬奈」をご紹介させていただきました。 番組を見て、改めて移民・難民問題の背景の複雑さ、難しさを感じました。 人間は皆、誰もが安全に、自由で平等な社会に生きられる権利があり、無条