〜写真展5日目が終了。心境の変化と写真家の先輩からの学び〜
本日は写真展が始まって5日目でした。会期が24日月曜日までですので(火曜水曜はギャラリー休)、写真展も半分過ぎたことになります。私は全日会場で10時から18時まで在廊しており、あっという間に毎日が過ぎております。 毎日、本当にたくさんの皆様にお越しいただいております。嬉しく、恐縮な限りです。皆様、ど
本日は写真展が始まって5日目でした。会期が24日月曜日までですので(火曜水曜はギャラリー休)、写真展も半分過ぎたことになります。私は全日会場で10時から18時まで在廊しており、あっという間に毎日が過ぎております。 毎日、本当にたくさんの皆様にお越しいただいております。嬉しく、恐縮な限りです。皆様、ど
写真展「あなたは ここにいた 〜燃やされた故郷、パルミラ〜」が14日から始まりました!搬入日から、あっという間に時間が流れております! 2021年12月に、富士フォトギャラリー銀座様にて行った写真展『シリア難民 母と子の肖像』以来、約2年ぶりの写真展となります。写真点数も60点ほど用意し、経済的にも
在日コリアンのサッカー選手、安英学(アン・ヨンハ)さん JR横浜駅から、閑静な住宅地にある見晴らしの良い高台を目指す。在日コリアンの元プロサッカー選手、安英学(アン・ヨンハ)さんとのご縁で、あるサッカースクールを訪ねるためだ。 安さんは在日コリアン3世。アルビレックス新潟や名古屋グランパスエイト、大
2024年6月13日(木)~24日(月)まで、新宿駅徒歩5分のOM SYSTEM GALLERY 様(旧 オリンパスギャラリー東京 様です)にて、写真展を開催いたします。 この二年間は、膨大な経費がかかる取材費と写真展開催費のやりくりに苦労し、現地取材をより優先して行ってきました。今回は、久々の写真
4月30日は、探検家であり人類学者の関野吉晴さんの講座「地球永住計画」にて、1月に行った不法移民の取材報告会を行わせていただきました。会場の皆様からのたくさんのご質問にお応えしつつ、さまざまな議論を交わさせていただいた素晴らしい時間でした。 この取材では、例年の子連れ取材パニックに加え、イギリスの物
2024年6月13日〜24日にかけ、新宿のOM SYSTEM GALLERY(旧オリンパスギャラリー東京)様にて写真展を開催いたします。トルコ南部に暮らすシリア難民と、彼らの故郷パルミラの今を通し、難民とはどういった存在なのか、故郷を失うとはどういうことなのかを問う展示です。是非お越しください。 ・
4月26日に、この年末年始に行いましたイギリスでの不法移民の取材のオンライン報告会を行いました。多くの皆様にご参加いただき、どうもありがとうございました。 当日は、2022年に「不法移民」としてトルコに移動したシリア難民の親族(夫の兄と甥)が、どのような背景から「不法移民」となる選択をしたのか、そし
朝日小学生新聞様に、昨年末から今年初めに行った「不法移民」の取材について寄稿させていただきました(2024年3月27日付新聞にて)。 主人公は、シリア難民の少年エブラヒム。実は私は彼を、彼が生まれたときから知っているのです。2009年にシリア中部のパルミラで生まれたエブラヒムが、紛争によって故郷を追
昨年10月に始まったイスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突は、4月7日で半年を迎えました。4月11日現在、ガザ地区では32,000人以上が死亡し、人々が飢餓に苦しむ深刻な人道危機が続いています。 かつての面影がなくなった、ガザの街 こちらは、この半年で壊滅的に破壊されたガザの街並みを、ドローンで撮影
3月27日に亡くなった冒険家の阿部雅龍(前回の記事で書かせていただきました)。今もまだ、その驚きと悲しみの中にあります。その後、秋田魁新報社より依頼をいただき、追悼記事を書かせていただきました。このような機会をいただき、大変に恐縮でした。 熱い心、志。夢への真摯な姿勢。阿部雅龍の生き方や姿勢を忘れず
2024年3月27日、親交があった冒険家の阿部雅龍が、脳腫瘍の闘病の末に亡くなりました。この一週間、私は喪失感で呆然とし、彼のことを考え続けていました。 阿部さんとは同郷の秋田市出身で同い年。東京では冒険家や登山家の集まりでよく顔を合わせ、共通の知人も多く、共感し合える仲でした。深い話をしなくとも、
こちらは、2023年12月から2024年1月にかけて行った、イギリスでの「不法移民」の取材のレポートです。 今回は、13歳の若さで「不法移民」としてトルコからイギリスへ移動した、夫の甥エブラヒムの取材エピソードです。 戦火の中で育ったエブラヒム 2009年のある夏の日、私はシリア中部の街パルミラで、
こちらは、2023年12月23日〜2024年1月13日に行ったイギリス取材のレポートです。こちらは有料会員以外の方にも公開させていただきます。 フランスの港町カレー。ドーバー海峡に面し、最もイギリスに接近したこの街では、海を渡ってイギリスに向かおうとする移民たちが船出を待っていました。私はそこで、シ
こちらは、2023年12月23日〜2024年1月13日に行ったイギリス取材のレポートです。 <目次> ・カレーへ ・「街の中心部、駅から歩いて5分ほどの橋の下」 ・シリア人はみな家族 ・空き地での炊き出しへ ・「不法移民」の多様な背景 前回は、ドーバー海峡を渡って「不法移民」がやってくるイギリス南東
東京都町田市にある「学校法人 玉川学園」様の学園誌、『全人』様にて私のインタビュー記事を掲載いただきました。今回の冊子は「特集 戦争をどう学ぶか」という大変考えさせられるテーマで、その一環として私の活動を取り上げていただきました。ほか、難民支援の現場での話や、戦争について知るために読むべき本なども紹
こちらは、2023年12月23日〜2024年1月13日に行ったイギリス取材のレポートです。 <目次> ・難民認定を待つアブドュルメナムの不安 ・ヨーロッパを目指すシリア難民 ・「不法移民」がやってくる街、ドーバー ・番外編〜写真家としての苦悩〜 前回は、2022年に「不法移民」としてイギリスに入国し
あっという間のイギリス取材を終え、1月13日夜に日本に戻ってきました。 今回も7歳と5歳の二人の子供を連れた子連れ取材。3週間弱のこの取材では、ロンドンに到着するなりスーツケースが空港で行方不明となり、三日後に見つかるという事件が起きましたが、その後も取材後半に、レスターという街で、財布をすられてほ
(この記事は、2023年12/24〜2024年1/13までのイギリス取材の記録です) ロンドン中心部から電車で1時間半ほど離れたニュータウン、ミルトンキーンズ。この街の難民収容施設に、夫の兄アブドュルメナムと、夫の甥エブラヒムが暮らしている。私はアブドュルメナム兄に会うため、この街を目指した。 アブ
皆様、あけましておめでとうございます。2024年がやってきました。私はこの新年を、イギリス南東部、ドーバー海峡を臨む港町ドーバーにて迎えました。新年を取材地で迎えられる幸せ。取材に連れている二人の子供たちも毎日元気いっぱいです。 昨年2023年は、振り返るととても愛しい一年でした。 年始めから長く胃
(この記事は、12/24〜1/13までのイギリス取材を写真で記録した記事です。こちらの記事は、「有料会員」以外の方にも公開しています) ロンドン北部のヒンチュリーに暮らす兄、アブドュッサラームの家を拠点に、昨年、「不法移民」としてイギリスに入国した夫の兄や甥の取材を始めました。アブドュッサラームは、
こちらは2023年12月24日〜2024年1月13日までのイギリス取材の記録です。12月26日は、ロンドン北部に暮らすアブドュッサラーム兄と合流し、自宅で手料理をご馳走になり、泊めてもらいました。 <12月26日の記録 アブドュッサラームの話など> ・アブドュッサラーム兄と合流し、自宅で手料理をご馳
(こちらの記事は、有料会員以外の一般の方にも公開しております) 12月24日、早朝の便で羽田空港を出発し、イギリスへと旅立ちました! 私は2015年以降、トルコ南部のシリア難民コミュニティを取材してきました。当初、そこではシリア帰還を夢見て、トルコに根を張ろうと努力してきたシリア難民の姿がありました
突然ですが、本日からイギリスへ 12月24日〜1月13日 突然ですが、本日からイギリスへ、シリア難民の取材に行ってきます。こうして皆様に取材のお知らせをお送りしておりますが、2時間後にはスーツケース詰め込みを完了させ、3時間後には羽田空港に向けて出発しなければいけません。しかし、準備がまだ半分ほどし
11月24日、この「HP有料会員コンテンツ」のオンライン懇親会を行わせていただきました。初めての試みということで、何人集まるか不安だったのですが、20名ほどの皆様にご参加いただき、活動の報告と交流会をさせていただきました。皆さまと活発な意見交換もさせていただき、また写真活動を続けるうえでの葛藤もお話
_______________________________________________________________________________________ Documenting the Lives of Refugees: Komatsu Yuka / Photographer
はじめに 2023年10月7日から始まったガザのハマスとイスラエルとの衝突に、世界が注目しています。先日はガザの人々の現状について、ガザ取材の長いジャーナリスト、古居みずえさんにお聞きしました。そのうえで今回は、イスラエル側の視点からお話をお聞きしたいと、イスラエル在住18年、イスラエル市民権を持つ
2023年10月7日からパレスチナ自治区ガザ地域ハマスとイスラエルの間で大規模衝突が始まり、イスラエルのガザ侵攻が目前とされました。そのタイミングで、ガザの取材経験が長い古居さんに現地のお話をお聞きしました。 実際に現地と繋がってきた人々の話を聞くことで、肌感覚で紛争地の現実を感じ取るとと
10月7日、大変なニュースが飛び込んできました。パレスチナ自治区ガザ地域を実効支配するハマスからの大規模攻撃により、イスラエルの民間人が多数死傷。さらにガザ側から、ハマスの戦闘員が国境の壁を越えてイスラエルに侵入し、少なくとも100人以上の民間人や外国人を人質としてガザへ連れ去ったという衝撃的な報道
前回の「福島の被災地へ①〜あの日は終わらない〜」では、2011年の震災で津波被害があった福島県いわき市の「久之浜(ひさのはま)」を訪ねたエピソードをご紹介しました。 ▼ 「福島の被災地へ① 〜あの日は終わらない〜」 https://yukakomatsu.jp/2023/09/19/4338/
この8月、震災以後初めて、福島の被災地を歩きました。2011年の東日本大震災と、その後も福島で続いている放射能被害についてずっと気になってはいましたが、触れることができずに時間が流れていました。今回、お盆に秋田の実家に帰るため、鈍行列車で三日かけて北上し、その途中で福島の被災地を訪ねました。 これま
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