2024年6月13日〜24日にかけ、新宿のOM SYSTEM GALLERY(旧オリンパスギャラリー東京)様にて写真展を開催いたします。トルコ南部に暮らすシリア難民と、彼らの故郷パルミラの今を通し、難民とはどういった存在なのか、故郷を失うとはどういうことなのかを問う展示です。是非お越しください。
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小松由佳 写真展「 あなたは ここにいた 〜燃やされた故郷、パルミラ〜 」
シリア中部のオアシス都市パルミラ。古代から東西を結ぶ交易の要衝として繁栄し、郊外には豊かな緑をたたえたナツメヤシの木々が涼しい木陰をつくる。その美しさは「砂漠の薔薇」と謳われてきた。しかし2011年以降、シリアは内戦状態に突入。四方を砂漠に囲まれたパルミラは、2015年にイスラム過激派組織ISに占領され、政府軍による激しい空爆にさらされた。市街地の8割近くが、このとき破壊された。
パルミラは私の夫の故郷でもある。この12年、私はトルコ南部で避難生活を送るパルミラ出身者のコミュニティを訪れ、多くのシリア難民を取材している。シリア情勢は今も不安定で、彼らが故郷へ帰還する見通しは立たない。こうしたなかで人々は、貧困や差別、失業、先の見えない不安などに直面しながらも、異郷に根付こうとする努力を続けている。こうした彼らの心の根幹にあるのは、パルミラという自らのルーツあり、そこで過ごした幸福な日々の記憶だ。
そのパルミラを、彼らは何故、離れざるをえなかったのか。そこは今、どうなっているのか。
難民が生まれた原点の地に立つため、私はパルミラに向かった。
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2024年6月13日(木)〜6月24日(月)10:00〜18:00(最終日15:00まで)入場無料
*休館日6月18日(火)・19日(水)
*ギャラリートーク6月15日・22日14:00〜15:00(予約不要・参加無料)
<ハガキサイズ チラシ>
<A4サイズ チラシ>
(2024年5月8日)