有料会員ページ記事一覧

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イスラエルとハマスの大規模衝突に思うこと(2023年10月12日)

10月7日、大変なニュースが飛び込んできました。パレスチナ自治区ガザ地域を実効支配するハマスからの大規模攻撃により、イスラエルの民間人が多数死傷。さらにガザ側から、ハマスの戦闘員が国境の壁を越えてイスラエルに侵入し、少なくとも100人以上の民間人や外国人を人質としてガザへ連れ去ったという衝撃的な報道

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福島の被災地へ② 〜富岡町と原発事故〜

前回の「福島の被災地へ①〜あの日は終わらない〜」では、2011年の震災で津波被害があった福島県いわき市の「久之浜(ひさのはま)」を訪ねたエピソードをご紹介しました。 ▼ 「福島の被災地へ①  〜あの日は終わらない〜」  https://yukakomatsu.jp/2023/09/19/4338/

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小松由佳

福島の被災地へ① 〜あの日は終わらない〜

この8月、震災以後初めて、福島の被災地を歩きました。2011年の東日本大震災と、その後も福島で続いている放射能被害についてずっと気になってはいましたが、触れることができずに時間が流れていました。今回、お盆に秋田の実家に帰るため、鈍行列車で三日かけて北上し、その途中で福島の被災地を訪ねました。 これま

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ラジオ出演のお知らせ TOKYO FM「SDGs学部ミライコード」(番組HPにて試聴可能です) 

TOKYO FMのラジオ番組、「SDGs学部ミライコード」に出演させていただきました。番組パーソナリティをつとめるのは、イラン出身の女優でもあり、人権活動家としても知られるサヘル・ローズさん。一回の収録を、2回分に分けて放送いただきました。以下、番組のHPよりご試聴いただけます。 ・・・・・・・・・

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『月刊みんぱく』2023年8月号に寄稿させていただきました

大変光栄なことに、国立民族学博物館発行の月刊誌『みんぱく』(2023年8月号)様に寄稿させていただきました。 〜「人々は嘘をついているのではなく、「あえて真実を語らない」。いや「語れない」のだ。それが、このシリアを生きなければならない彼らからの、見えないメッセージなのだ。〜(文中より) (『月刊みん

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「トルコ・シリア大地震 被災地取材 オンライン報告会(8月22日開催)」の録画視聴について

8月22日、6月に行ったトルコ・シリア大地震の被災地取材のオンライン報告会を行わせていただきました。 以下は、報告会をレコーディングしたデータとなります。ご自由にご視聴ください。なお、すみませんがこちらのデータのインターネットへの投稿や第三者へのシェアはご遠慮いただきますよう、お願いいたします。 (

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終戦の日、ご紹介したい一冊

8月15日は終戦の日。あの戦争から78年が経ちました。戦争は終わりましたが、戦争が残した傷は、今もその時代を生きた人々や戦後を生きた人々の中に消えずに残っています。戦争の悲惨さは、長期間にわたって人間を苦しめ、境遇を左右し続けることでもあります。終戦の日を迎え、是非皆様にお薦めしたい一冊があります。

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信濃毎日新聞様に寄稿させていただきました

長野県の新聞社、信濃毎日新聞様に、6月の地震被災地取材の内容を2回に分けて寄稿させていただきました。取材内容を多くの方々に知っていただける素晴らしい機会をいただき、大変光栄なことでした。 「トルコ・シリア大地震 被災地はいま」〜重なる苦難〜 「上」・「下」 (信濃毎日新聞 2023年7月28日) (

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フォトジャーナリスト豊田直巳さんのお話から〜イラク戦争から20年〜

7月27日、東京都北区の絵本屋「青猫書房」にて行われた、フォトジャーナリスト豊田直巳さんのトークイベントに行ってきました。 豊田さんは、イラク戦争などの紛争地を精力的に取材されてきたフォトジャーナリスト・ドキュメンタリー映画監督で、最近では原発事故後の福島を継続して取材しています。イラク戦争勃発から

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小松由佳

トルコ・シリア地震 帰国後の取材報告レポート♯1 〜レイハンルの地震被災者キャンプ、ケーンマウラーキャンプ〜

被災したシリア人をめぐる問題 6月に行った地震被災地のトルコ側の取材では、特に地震被害が大きかったトルコ南部のハタイ県を訪ねました。 (写真はいずれも、ハタイ県の県都アンタキヤにて撮影。高層マンションや家屋の多くが倒壊し、甚大な地震被害があった) ハタイ県などトルコ南部には、2013年頃から多くのシ

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あっという間に取材の日々が流れ、帰国してしまいました!(2023年7月5日)

6月中旬に取材の様子を投稿してから、その後の取材の経過を更新できないまま、6月末に帰国日を迎えてしまいました!涙 この取材では、現地から皆様に状況をレポートするのを楽しみにしていました。しかし取材の半ば頃から、だんだんと記事を更新する余裕がなくなってしまいました。 体調を崩しがちとなったことや(腹痛

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トルコ南部のオスマニエ県にて、夫の親族を訪ねました(2023年6月10日)

(こちらの記事は、一般公開させていただきます) ①地震被災地、オスマニエへ イスタンブールでの取材を終え、トルコ南部のオスマニエ県オスマニエ市にやってきました。高原野菜の産地で農業が盛んなオスマニエは、ほかのトルコの都市よりも物価が安いため、多くのシリア難民が暮らしています。私の夫の親族もこの街に2

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イスタンブールに暮らす地震被災者、ムハンマド・サーレさん(2023年6月5日)

(こちらは6月3日〜4日に行ったイスタンブールでの取材記事です) 日本を出発した翌6月2日、トルコ最大の都市イスタンブールに到着しました。この街で、ある地震被災者の男性を取材するため、二日間を過ごしました。 まずは子供たちと、イスタンブール旧市街を散歩。 旧市街の坂を登ったところにある、築400年近

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拙著『人間の土地へ』が、大学入試問題で使用されました(2022年5月23日)

拙著『人間の土地へ』(集英社インターナショナル/2021年)が、なんと今年3月の亜細亜大学様の入試問題の「小論文試験」にて使用されました。 こちらは亜細亜大学様の「入学試験問題 過去問題」として今後公開されるとのこと。入試問題に使っていただけたことは、大変光栄な機会でした。それにしても、なんと難しい

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6/1〜6/28まで、トルコ側の地震被災地へ取材に向かいます(2023年5月23日)

トルコ・シリア大地震の発生からまもなく4カ月。被災地の報道が少なくなってきました。その後、地震被害に遭った人々がどのように暮らしているのか、なかなか情報が届かなくなり、また皆様からご支援を集めさせていただき、届けさせていただいたことに対して、その後の状況を伝える責任も感じるようになりました。 現地で

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トルコ・シリア大地震の被災者への緊急支援金送付についてご報告(2023年5月23日)

今年2月6日に発生したトルコ・シリア大地震では、両国合わせ、5万6千人超の死亡が確認されました。これまで足繁く取材に通ってきたトルコ南部地域が大きな被害を受け、親族や知人も多数被災したことから、私も個人的に緊急支援を集めさせていただきました。 トルコ側、シリア側には夫の親族が難民として暮らしているこ

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シリア在住の兄たちに地震支援金を配布いただきました 〜バーセル兄による現地レポート〜

(こちらの記事は、最後の<裏話>まで、一般の方にも公開しています) 2月6日に発生したトルコ・シリア大地震の支援金について、本当にたくさんの方々から温かいご支援をいただきました。3月17日現在までにいただいたご支援の総額は、¥5,185,394です。現在、そのほとんどを現地に送付中で、¥2,884,

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トルコ・シリア大地震 支援金の送付状況(2023年3月7日時点)

トルコ・シリア大地震の緊急支援として、集めさせていただいた支援金を、現地在住の信頼できる親族や知人を通し、現地のシリア人ネットワークから配布させていただいています。トルコ側ではシリア人は困窮層が多いこと、またシリア側の北西部イドリブ県は反体制派遅配地域であり国際支援が入りにくい地域であるため、シリア

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共同通信様に寄稿させていただきました

2月6日に発生したトルコ・シリア大地震から1カ月のタイミングで、共同通信様に記事を書かせていただきました。秋田魁新報様、信濃毎日新聞様など、全国の地方紙に配信され、五月雨式に掲載されたようです。 <以下、記事全文です> 再び生活奪われたシリア難民 トルコ・シリア大地震から6日で1カ月。死者が5万人を

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小松由佳

シリア・アサド政権による市民の弾圧と人道支援の実情〜ジャーナリスト、黒井文太郎氏のスピーチより〜

(こちらの記事は、シリア情勢を包括的に理解する上で大変学びのある記事のため、有料会員様以外にも公開させていただきます) <この記事の内容> 現シリア・アサド政権とは? / シリア国内支援が難しいのは何故か / 北西部の反体制派地域をめぐる支援の実情 /  シリア問題を理解するための前提 Stand

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トルコ・シリア大地震 支援金の送金状況・被災した人々の状況(2023年2月22日)

(こちらの記事は、有料会員様以外にも公開しています) 地震発生から16日が経過しました。 こちらのページでは、被災地のひとつトルコ南部ハタイ県、シリア国境の街レイハンルから届いた人々の状況をご報告いたします。 集めさせていただいた支援金が、生活物資の購入などに使われています 被災したシリア難民のため

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小松由佳

被災したシリア難民への支援金集め、葛藤と判断

2月6日に発生したトルコ・シリア大地震。被災したシリア難民への支援金を集めさせていただいてから、連日大変多くのご支援をいただいています。どうもありがとうございます。しかし始めるにあたり、葛藤がありました。 こちらでは、その葛藤や決断についてお話したいと思います。 個人を窓口に支援金を集めることへの迷

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皆様から届いた地震の被災者への生活支援金を、現地にお届けしています(2023年2月20日)

シリア・トルコ両国にまたがる大地震の発生から2週間ほどが経ちましたが、現地ではまだ混乱状態が続き、被災者の多くが厳しい寒さの中、不安定な避難生活を送っています。 さて、被災したシリア難民への生活支援金を募らせていただいてから、大変多くの方々よりご支援をいただきました。19日までにいただいたご支援の総

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トルコ大地震、現地からのレポート(2023年2月13日)

(こちらの記事は、有料コンテンツの内容ですが、多くの方に関心を持っていただきたい内容のため、一般公開させていただいております) 6日にトルコ南部で発生した大地震から一週間が経過しました。犠牲者の数は日増しに増えており、最終的に犠牲者の数は五万人近くまでのぼるのではという、国連事務次長の見解も発表され

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トルコ大地震、現地からのレポート(2023年2月10日/レイハンル・アンタキヤ)

(こちらの記事は、有料会員様以外にも公開しています) 6日に発生したトルコ大地震から数日が経ち、現地に暮らす親族、知人より被災状況が伝えられています。 夫の親族に死者は出なかったものの、遠い親戚や友人たちに死者が出ております(いずれもシリア人。アンタキヤにて死亡)。内戦から逃れた先のトルコで、地震に

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小松由佳

2月6日に発生したトルコ大地震。夫の親族や知人が多数被災しています。

トルコ南部で6日午前4時17分(日本時間同日午前10時17分)にマグニチュード(M)7.8の大地震が発生しました。この地域には、シリア難民である夫の親族が多数暮らしており、私が毎年難民の取材を行ってきた地域でもありました。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In.

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1月28日開催の「アラブ菓子を食べる会」。アラブ菓子の知られざる世界を味わいました!

私は普段、シリア内戦や難民の問題などを取材し、伝える活動をしています。ただ、こうした難民の苦境だけでなく、彼らの文化を理解することで難民問題にもより関心を持っていただきたく、「アラブ菓子を食べる会」というイベントを企画しました。 イベントは25名様限定。1月28日に東京都代々木上原駅近くのギャラリー

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