最初の取材地、オスマニエに到着しました!

14日に日本を出発してからアブダビとイスタンブールにて乗り換えをし、トルコ南部の街オスマニエに到着しました。オスマニエは落花生や高原野菜の産地として知られ、トルコ南部でも物価が安いことからシリア難民のコミュニティがある街のひとつです。

この街で、5年ほど前から難民として暮らしている夫の家族、アブドュルラティーフ一家を訪ね、親族の家を転々としながら取材をします。

ところで、トルコ南部はすさまじい暑さです!
オスマニエの日中の気温は40度近く、夜も暑さがあまり和らぎません!
難民の家族の家に泊まっているためクーラーや扇風機もあまりなく(ここではクーラーは非常に高価で、クーラーがあるシリア難民の家庭はほんの一部です)、日本でクーラーに慣れてしまった軟弱な私の体には、夜の暑さがこたえて寝られずに過ごしています。

そして最も大変なのは、イスラム文化の土地であるため、日中はもちろん夜に寝る時さえ、女性は常に「長ズボンに長袖」でいなければいけません(体の線が露わにならない服装が良しとされるため)。これが一番こたえます。とにかくもう、「・・・暑い・・・!」としか言えません。熱中症にならないよう水分を取り、あとはひたすら耐えるのみ・・・。

夜は横になってから1時間ほどは寝られず、「・・・暑い!」と転げ回り、そのうち寝たり起きたりして朝になります。転げ回らないと暑くて寝られません。
今後、8月にかけてますます暑くなっていくのを考えると、恐ろしい限りです。

ちなみに今、トルコからすぐそこのヨーロッパでも記録的熱波が発生中。山火事があちこちで起きたり、暑さのための死者もかなり出ているとか。

(2022年7月18日)

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「転げ回った朝」(オスマニエ トルコ 2022)