皆様、こんにちは!
久々の投稿となり、申し訳ありません。
私はギリシャでシリア人移民の取材を終え、トルコ南部のシリアとの国境地帯で取材中です。
身を置いているシリア難民コミュニティでは、ここ数日で起きた、イランとイスラエルとの深刻な衝突について、大きく報道されています。
特にシリア人にとっては、国境を接するイスラエルも、アサド政権に協力を行ってきたイランも、直接関わりのある脅威と言える存在であり、両国の衝突によるシリアの状況の変化が懸念されています。
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さて私は、これまでで最も過酷な〝子連れパニック取材〟になっております!
分かってはいたことですが、落ち着いて写真を撮影し整理したり、取材内容を確認するための〝一人の静かな時間〟がほとんどと言っていいほど取れず、現地から、ご紹介したいことがたくさんあるのですが、発信するのに時間がかかってしまいました。
二人の子供たちは元気いっぱいで過ごしていますが、あまりの大変さから、もう、子連れ取材は最後になりそうな予感です!(涙)!
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ギリシャでは、アサド政権崩壊による影響で、難民としての立場が揺らぎ、岐路に立たされているシリア人移民を取材しました。
今回、より視覚的に取材内容を皆様にお伝えできるよう、またそれをアーカイブ化できるよう、YouTubeを使用したショートドキュメンタリー動画での発信を試みております。早速、一本の動画を作りました。
こちらは、ギリシャのアテネで取材させていただいたシリア人移民、アフマッド・アサドさんのショートドキュメンタリー動画です。
アサド政権の崩壊によってシリアに帰還する多くの難民がいる一方で、さまざまな事情から、すぐにはシリアに帰還できない難民もいます。そうした難民たち一人一人のエピソードを、ぜひ知っていただきたく思います。
動画とは関係ないですが、こちらは毎晩、子供たちが寝てから(しかも夜、なかなか寝てくれず!涙)、レッドブルを飲んで気合を入れ、深夜にコツコツ編集したものです。ご覧いただけましたら嬉しいです。
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【本編】アサド政権崩壊に翻弄される移民?アテネで働くシリア人、アフマッド~
トルコの隣国であるギリシャでは、2015年ごろから、ヨーロッパを目指してエーゲ海を渡ってくる移民たちが大量に流入し、隣国の国境へと通過しています。
アフガニスタンやイラン、イラク、シリア、トルコ、エジプト、リビア、スーダンなどから、毎年多くの移民が、ヨーロッパでの難民認定と生活再建を求めて旅を続けてきましたが、ギリシャは、特にトルコやシリア方面からの移民たちにとって、ヨーロッパへの玄関口となる国です。
今回私はこのギリシャで、ヨーロッパを目指す旅の途上、アサド政権が崩壊したことで難民としての立場に揺れる、あるシリア人を取材しました。
●撮影地: アテネ ギリシャ
●撮影期間:2025年5月30~6月3日
●企画・編集: YUKA KOMATSU
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【この動画の注目ポイント】
・ヨーロッパを目指した移民の旅に出るまで、アフマッドさんに何があったのか。
・シリアへの帰還をどう捉えているのか。
・新天地であるアテネでの暮らしは?
・移民としての故郷や、家族への想い。
皆様、ぜひご覧ください!