【京都グラフィー2025 その2】〜アダム・ルハナ「The Logic of Truth」・リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「Being There」〜(動画)

4月の終わりと5月の初め、2回に分けて京都で行われている国際写真祭、京都グラフィーに行ってきました。前回に引き続き、開催中の写真展のなかから、特に印象に残った写真展をご紹介します。

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今回ご紹介するのは、以下の写真展です。
   
・アダム・ルハナの「The Logic of Truth」
・リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプの「Being There」

パレスチナ出身の写真家アダム・ルハナの写真展は、通常、人々がイメージするパレスチナとは異なる、本来のパレスチナの姿を体現しようとしている展示です。その表現には作者の様々な意図を感じさせられました。

アダム・ルハナ「The Logic Of Truth 」より
アダム・ルハナ「The Logic Of Truth 」より

また、リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプによる写真展は、大変ユニークなコンセプトです。50年代から60年代にかけてのアメリカ社会では決して許されなかった、白人と黒人が家族関係の深い部分から共に交流するといった姿を、当時の写真に合成を加えるという手法から再現しています。現代の私たちが見れば全く違和感がない写真。しかしその時代背景を考えると、それはあり得なかった一枚なのです。

リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「Being There」より
リー・シュルマン&オマー・ヴィクター・ディオプ「Being There」より

この2つの写真展を目にして、どんなことを感じ、何を学んだのかを、以下の動画ではご紹介しています。

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