はじめに
2006年のK2(8611m/パキスタン)登頂などのヒマラヤの世界からの学びや、2012年以降のシリア内戦・難民の取材活動などを、講演という形でお伝えする活動を行っております。
自分が見た世界や、出会った人々、学び考えた内容を皆様にお伝えし、共に考える場をいただけましたら、大変光栄です。是非、講演の機会をいただけましたらと思います。どうぞ宜しくお願いします。
講演内容について
世界を見渡せば、今日もウクライナやパレスチナで戦争が続き、多くの人々が故郷を追われています。
2024年現在、世界の人口は81億1900万人ですが、うち、日本の人口に匹敵する1億2,000万人(2024年5月)が故郷を離れ難民として暮らしています。
難民とはどういう存在で、故郷を失うとはどのようなことなのでしょうか?
講演では、2011年以降、内戦状態が続くシリアをテーマに、難民たちが直面する状況や、彼らを取り巻く世界について、具体的なエピソードを通して皆様と一緒に考えたいと思います。
また取材で出会い、家族となったシリア難民の夫との「サスペンス劇場」さながらのドタバタ生活や「多文化共生」への模索。パニック子育て記録を、妻、母親、写真家の立場からお話いたします。
講演の具体的なトピック
○日本人女性として初めて登頂した世界第二位の高峰K2(8611m)登山について
ヒマラヤ登山から得たもの/チャンスへの考え方/いかに挫折を乗り越えるのか/登山は下山にあり/何故山に登るのか/自分の山を自分で見出し、そこへ向かうこと/何を見ても、どんな経験をしても、そこから何を学ぶかを選ぶのは自分である
○写真家への転向
葛藤と迷いの経験から/迷ったら現場に立つ/自分の足で歩き、自分の目で見ること
○私が見た内戦前のシリア
ラクダの放牧業を手がけるアブドュルラティーフ一家の暮らし/日々の幸福と「最も豊かな時間」/砂漠の伝統を受け継ぐ/イスラムの信仰と文化/シリアの食文化/シリア人から見た日本/独裁政権下の生活
○シリア内戦と難民
内戦の始まり/アブドュルラティーフ一家の暮らしの変化/民主化運動と弾圧/シリアから逃れるという決断/アブドュルラティーフ一家の故郷、パルミラの破壊/難民とは/統計で見る難民の比率/その後のシリア情勢
○シリア難民の夫とのサスペンス劇場的結婚生活と多文化共生の試み
シリア難民の一人として日本に生きる/ルーツの異なる夫との波瀾万丈の結婚生活/小松はテロリスト事件/カレー事件/飲酒とお祈り事件
○激動の時代を生きるシリア難民の今
難民となったばかりのシリア人の子供の学校(2015年の取材より)/異郷に根ざす努力を続けるシリア難民と新型コロナの流行/シリア難民として異郷に死す〜義父ガーセムの死〜(2021年)/11年ぶりに目にした夫の故郷、破壊されたオアシス、パルミラ(2022年9月の取材より)/トルコ・シリア地震とシリア難民(2023年6月の取材より)/不法移民としてヨーロッパを目指すシリア難民(2024年1月の取材より)
○この時代を生きるために私たちに出来ること
どこに光を見出すかは自分次第である/まずは知ること、問い続けること/容易に答えが出ないことも考え続ける/「平和」とは何かの具体的な議論を
講演についてのお願い
○講演は通常、パソコンをプロジェクターとスクリーンに繋ぎ、皆様に写真を見ていただきながら行わせていただきます。講師持参はパソコン(Mac)、プロジェクター接続機器(HDMI型)を持参いたしますので、会場にて、以下の物品のご用意をお願いいただけますでしょうか。
①プロジェクター
②プロジェクターケーブル
③スクリーン
④延長コード
○よりクオリティの高い講演を誠心誠意やらせていただくため、講演料は10万円以上からお受けしております。ただし、ご予算やご事情がある場合は遠慮なくご相談ください。可能な限り、対応させていただきます。
○講演料と合わせ、会場までの交通費をいただいております。よろしくお願いいたします。
○可能でしたら、会場での著書の販売をさせていただけますとありがたいです。会場の都合で難しい場合は、その限りではありません。
○講演後、講演内容の要約などの執筆のご依頼がある場合は、恐縮ですが、原稿料をいただいてのお仕事とさせていただきます。事前に文字起こしいただいたものの確認の場合は、その限りではありません。
○講演時間、希望内容などのご希望がある場合、遠慮なくご相談ください。講演時間については、90分間をおすすめしております。
○講演中の録音、動画撮影については、事前に必ずお知らせください。また、これらの録画データのインターネットへの公開については、ご遠慮いただけますようお願いいたします。 その他、不明点やご要望がございましたら、遠慮なくお申し付けください。どうぞよろしくお願いします。
その他、不明点やご要望がございましたら、遠慮なくお申し付けください。以上、どうぞよろしくお願いします。