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2016年10月よりトークの内容は以下のブログに移行しました。

http://ameblo.jp/yukakomatsu/

それ以前のものは、こちらよりご覧ください(以下)。

talk

シリア難民のドキュメンタリーフォト本を出版させていただきました。

「オリーブの丘へ続くシリアの小道で 〜ふるさとを失った難民たちの日々〜」

2016年3月23日

オリーブの丘へ続くシリアの小道で オリーブの丘へ続くシリアの小道で  シリアに初めて立ったのは2008年のことです。当時私は自然とともに生きる人々の暮らしを求めてアジアの草原・沙漠をめぐる旅を続けており、その旅で出会った国のひとつがシリアでした。シリアは国土面積としては日本の半分ほどの国ですが、沙漠や大河、海や山岳・農耕地帯などの多様な環境をもち、古代文明にまでさかのぼる歴史と、多種多様な宗教・文化・民族の共存が産み出した独特の世界観が残る美しい国でした。2011年からアラブの春の一波として内戦が始まると、政府側・反政府側に分かれて激しい武力衝突がシリア各地で繰り返されるようになり、国外勢力の様々な思惑もあって泥沼の内戦へと突入しました。内戦から5年、シリアでは25万人が死亡し、470万人もの人々が国外で難民として暮らしています。本書では、内戦前からの人々の暮らし、そして内戦後の難民の今を一人一人のストーリーとしてご紹介させていただきます。同じ地球の上で同じ時を生きる難民の今について、少しでも身近に感じていただけましたら幸いです。

人間の心には境界線がないことを信じています。
I believe there is no border for the human heart.

talk

東京都 御茶ノ水での写真展が終わり、
三回にわたる写真展が終了しました。

「いつか、あの山を越えたふるさとへ」〜国境の街に生きるシリア難民〜

2015年10月23日〜29日

写真展の様子1 写真展の様子2

 10月23日〜29日、東京都御茶ノ水の「お茶ナビゲート ギャラリー蔵」にて写真展を開催しました。秋田、八王子と続いて3回目、この夏のシリア難民の取材をした内容として最後の写真展でした。会場は、近所から移築された築100年の蔵。ビジネス街の中でタイムスリップしたような不思議な空間でした。都心という立地もあり、様々な層の方々に写真を見ていただくことができました。御茶ノ水での写真展の開催中、医療費の支援を集めているコーラルさんの手術費用が日本円で22万円ということがわかり、募金箱にそのように書かせていただきました。
 ある日、写真展に来られたある男性が、「コーラルさんの手術費用に使ってください」とその場で22万円を手渡されました。非常に驚き、ご連絡先をお聞きしましたが、名乗られることなく立ち去られました。コーラルさんの思いが伝わっていったことへの感動、そして男性のお気持ちを感じて涙が流れました。募金を集めるということ、そこに難しさを感じることもあります。しかし現実に、お金によってしか現実を変えられない苦境の中に生きている人々がいることもまた確かなのです。支援には短期的支援、中・長期的な支援があると思っています。生きるかどうかという瀬戸際の人々にはまず生活費としての支援を、その後に彼らが自立してゆくための中・長期的な支援を行っていけたらと思います。最後の写真展を終え、一枚一枚の写真を会場から外してゆくとき、取材して出会った難民の一人一人、写真展に来てくださったたくさんのお客様のお顔を思い出しながら、胸がいっぱいになり、しんみりとしました。じっと星を眺めたい気持ちでした。人の心と心をつなげるよい活動をしたい、難民の人々の気持ちをどのように伝えられるかを日々考えながら、駆け抜けてきた数ヶ月でした。
 三回にわたる写真展の間、平和を求めてトルコに逃げてきた知り合いのシリア難民の一家が、そこでの生活に困り、再び戦地であるシリアに帰っていくのを何度となく聞きました。ときに平和より、今を生きるための糧が彼らに必要なのです。しかし、そうした支援があまりに膨大な難民の数によってほとんど行き届いていないのが現状です。私のように個人的な活動では、大きな支援をすることはできないかもしれませんが、それでも小さな輪を広げることで、一人一人の難民からじんわり支援を届けていくことはできます。支援を受け取った人は、自分たちが大変な状況にあったとき、民間の日本の人々が自分たちを支援してくれたことをきっと覚えていると思います。そしていつか彼らが誰かに支援の手を伸ばせる立場になったとき、誰かを助けるひとつの記憶として思い出して下さるかもしれません。自分も助けられ、支えられながらここまで来たのだと。
 今回の写真展で募金や寄付をいただいた方々の多くが、“以前自分がいろいろな人に助けられてここまで生きてきた、今度は私が、助けを必要としている人を助けていきたい。そして助けられた人が、また誰かに手を伸ばしてくれたら”とおっしゃられていました。人は、様々なところでつながり、助け助けられ、生かし生かされることで今に存在しているのだと思います。そんな人の絆を思いながら、大きな感謝の気持ちと共に、この夏の取材から写真展を思い出しています。素晴らしい一期一会、たくさんの奇跡をいただきました。何度も、人の心の温かさ・優しさに感動し、涙しました。
 皆様に深く感謝しております。本当に、どうもありがとうございました。今後も、難民の今を伝えていくこと、そして具体的に人と人、心と心をつないでゆくことを続けていきたいと思います。

《 難民への支援金について 》
 御茶ノ水の会場で難民支援の募金を募らせていただきましたご報告です。内戦により障がいを負ったコーラル・アフマッド氏に¥302,328、難民の子どもたちの学校(マドラサ・アウラード)に¥105,160、計¥407.488の支援金が集まりました。 皆様の多大なるご協力、本当にどうもありがとうございました。

《 3回の写真展の合計募金額 秋田/八王子/御茶ノ水 》
 秋田・八王子・御茶ノ水にて、3回の写真展を開催させていただき、それぞれ大変大きな難民への支援金をご協力いただきました。改めて、皆様には感謝の言葉しかありません。

以下、3回の写真展の支援金額をご報告させていただきます。
*内戦により障がいを負ったコーラル・アフマッド氏に計 ¥441,832
( 秋田:¥47,089 / 八王子:¥92,415 / 御茶ノ水:¥302,328 )
*難民の子どもたちの学校(マドラサ・アルワード)に計 ¥309,375
( 秋田:¥70,838 / 八王子:¥133,377 / 御茶ノ水:¥105,160 )
*その他 寄付金を計 ¥1,134,671 いただきました。
( 写真展以外の二回のトークショーでの募金額を含む。こちらの金額は、マドラサ・アルワードと、その他支援を必要としているトルコ南部の難民の家族に分配させていただきます。 )
以上、総計 ¥1,885,878 の支援金が集まりました。

本当に驚くべき大きな金額です。いただいた支援金を、助けを必要としている難民の人々にお送りすることをお約束いたします。皆様の温かいお気持ちに、心から感謝しています。現在、現地への送金手続きを進めているところです。詳細は、ホームページにてご報告させていただきます。また、以下にお茶の水写真展にてお客様からいただいた感想を載せさせていただきます。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。これからも、伝えてゆく活動を続けていきます。

(お客様からの感想・まとめ)

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東京都八王子市にて写真展を開催しました。

「いつか、あの山を越えたふるさとへ」〜国境の街に生きるシリア難民〜

2015年10月11日〜13日

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難民の子どもたちによるふるさとの絵
難民の子どもたちによるふるさとの絵
 10月11日〜13日、東京都八王子市のアートギャラリーKEIHOにて写真展を開催しました。八王子市の方々を中心に、多くの皆様に見ていただくことができました。
 印象的だったのは、八王子市在住のお年寄りの方がたくさんいらっしゃったことでした。お話をお聞きすると、戦後、空襲で焼け野原となった八王子の街で復興の時代を生き、今改めて難民の人々を、かつての自分たちと重ねて考えているといったお話をしてくださいました。八王子市は1945年8月2日、B-29爆撃機180機により大規模な空襲に見舞われ、2時間で1600トン、67万発(市街地の面積600万uからすると畳6畳分に相当する10uに1発が投下された)の焼夷弾が投下されました。市街域の8割が焼失、7万人が被災し、地方都市ながら日本本土空襲では3番目の焼夷弾投下量だったそうです。  戦争が終わった当時、八王子市は戦争孤児や家族を失った人だらけで、皆生活の糧のない中、支え合い生きてきたのだそうです。今は緑豊かで美しいこの八王子の街は、そうやって人々が生き抜いて復興し、つくりあげてきた街なのです。「俺たちもあの頃難民のようなものでね、家もなければ何にも無かった。あの時代を、俺たちもなんとか皆で助け合って生きてきたんだから。生きてりゃ新しい時代を作っていけるんだから。シリアの人たちも、とにかく今を生き抜くことだね」 そうお話してくださった80代のおじいさん。杖をつきながら一枚一枚の写真をじっと見つめていたおじいさんのまるい背中が、今も胸から離れずにおります。八王子での写真展は、戦争の厳しい時代を生き抜いてこられたお年寄りの方々に、非常に多くを学ばせていただいた写真展でした。写真展を行う度に、素晴らしい出会いと学びがあり、毎回、深く大きなものをお客様からいただいています。それは、様々なことを経ながらそれぞれが生を生き抜いてきた姿のように思われるのです。改めて、写真を撮り表現することで、私自身が多くの方の人生につながってゆくことの素晴らしさを感じています。その幸せに本当に感謝しています。
 また、秋田市での写真展に引き続き、会場にて難民支援の募金を募らせていただきました。 内戦により障がいを負ったコーラル・アフマッドさんに¥92.415、難民の子どもたちの学校(マドラサ・アウラード)に¥133.377、計¥225.792の支援金が集まりました。 皆様の多大なるご協力、本当にどうもありがとうございました。現在、早速現地への送金手続きを始めています。詳細は、またホームページにてご報告させていただきます。

 また、以下にお客様からいただいた感想を載せさせていただきます。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。これからも、伝えてゆく活動を続けていきます。

(お客様からの感想・まとめ)

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秋田市にて写真展を開催しました。

「いつか、あの山を越えたふるさとへ」〜国境の街に生きるシリア難民〜

2015年9月18日〜20日

 9月18日〜20日、秋田市遊学舎にて写真展を開催しました。メディアにもとりあげていただき、たくさんの方に見ていただくことができました。写真展開催の思いとして、難民の暮らしの悲惨さだけではなく、彼らの明るさや強さを表現すること。さらには一人一人のもつストーリーを伝え、少しでも彼らの今を身近に感じていただきたいということがありました。会場に併設した、シリアの子どもたちが描いたふるさとの絵の展示コーナーでは涙を流す方も多く、とても深いものを皆様それぞれが感じられたようでした。また写真展会場にて、皆様から難民支援のための募金を募らせていただきました。内戦により障がいを負ったコーラル・アフマッドさんに¥47,089、難民の子どもたちの学校(マドラサ・アウラード)に¥70,838、計¥117,927の支援金が集まりました。皆様の多大なるご協力、本当にどうもありがとうございました。現在、早速現地への送金手続きを始めています。詳細は、またホームページにてご報告させていただきます。

 以下に、お客様からいただいた感想を載せさせていただきます。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。これからも伝えてゆく活動を一生懸命行っていきます。

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秋田市 遊学舎にて
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写真展の様子

(お客様からの感想・まとめ)

talk

読売新聞秋田版「戦後70年 語る秋田人」
に掲載いただきました。

2015年8月9日

talk06  撮影された一枚の写真は、流れている時間のほんの一瞬を切り取ったにすぎません。しかし、写真には間接的に人と人をつなぐ力があります。写真を通し、その人物を感じようとする時、遠くの見知らぬ誰かが、自分の人生と結びついてゆくのです。人間は互いにつながり合って生きています。写真を撮ることで、人と人をよりつないでゆく、そんな活動をしていきたいです。

〜「夢は紛争地での写真展」について〜

 もう7年前になりますが、イラクとイランを旅したときに、それぞれの国で親しい友人ができました。それぞれ友人は家族の家に食事に招いてくれ、そこで夕食をごちそうになりました。それぞれの家族は、イラン・イラク戦争(1980〜1988)で息子を亡くしており、その息子の写真を今も大事に壁に飾っていました。双方、徴兵され若くして亡くなった息子の話をしながら涙を流していました。おじいさんも父も母も、兄弟たちも。そして言うのです。「イラクは敵 だ」「イランは敵だ」と。かつて敵国だった双方の家族の元で、同じ体験をしたのです。 そして、そのとき思ったのです。戦争から30年近くが経っても、互いに同じ痛みを抱えて生きていることを知ったなら、互いへのその憎しみは穏やかになるのではないだろうか、と。そして、戦争が起きる前に、相手が自分たちと全く変わらない人間であり、互いに大切な家族がいるのだということを、実感をもって知ることがあったなら、戦い合おうとするだろうか、と。

 戦争は、相手を知らないことから、相手の人間的な感情を否定するところから始まっていくと思います。 いつか、敵国同士の国で、互いの人間を表現する写真展を行いたい。そして互いに人間として変わらないのだということ、同じ喜びと痛みをもって生きているのだということを伝えていきたい、それがささやかな私の夢です。

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シリア難民の取材を終え、帰国しました!

2015年8月8日

talk05  シリア・トルコ国境の街レイハンリにて10日間、シリア難民の取材を行い、元気に帰国しました。
たくさんの方にご支援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございました。
 国境の街での取材活動は、トルコ軍・米軍がシリア北部のISISとクルド勢力に対し攻撃開始を表明した、やや不安定な治安の中で行いましたが、様々な難民の方とお会いすることができました。難民をとりまく 情勢は非常に厳しいものでしたが、家族や友人の絆を支えに、人々が日々を懸命に生きている姿を目の当たりにしました。

 今後、写真展やトークショー、記事の執筆などを通して、広くたくさんの方々にシリア難民をめぐる情勢を知っていただくとともに、ひとつでも多くの温かい支援につなげていけたらと思います。そして、シリアに平和が来て、人々の暮らしが安定していくまで、私はシリア難民の支援活動に長く携わっていきたいと思います。何十年かかろうとも。それまで、写真活動を通して人と人をつなげ、共に平和な時代をつくり、生きることをしたいです。

 写真は、内戦によって障がいを負ったコーラルさんと。難民としてレイハンリに暮らすコーラルさんは、十分な医療を受けることができないまま、体の中には 3年前に被弾した銃弾が残ったままです。今回の写真活動では、コーラルさんにインタビューさせていただき、日本で募金活動を行うことで、彼が医療を受けて生活を自立させていく一歩のお手伝いをさせていただけたらと思っています。

 一期一会の出会いを思い出しながら、この度の難民の取材を終えました。皆様、どうもありがとうございました。

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シリア難民の取材に出発しました!! 

2015年7月31日

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イスタンブールの空港にて。
難民となったシリアの友人たちと3年ぶりの再会。
 シリア・トルコ国境で暮らすシリア難民の取材のため、トルコに出発しました。現在は国境の街レイハンリにて撮影をしています。
 毎日、難民の家族を訪ね、お話を聞いています。
今回の取材にあたり、様々な方からご支援とご協力をいただきました。
 心のこもった取材をしたい、そしてたくさんの人の心と心をつなげたいと思います。
 皆様、ご理解・ご協力をいただき、どうもありがとうございます。

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トークイベントを行いました
「シリア、遠い春」〜シリア難民が語るシリアの今〜

2015年2月21日
高尾・いまここcafe杜丸にて

フライヤー  東京都八王子市のいまここcafe杜丸にてトークイベント「シリア、遠い春」を開催いたしました。たくさんのお客様に聞いていただき、改めて自分が見た世界を伝え、共に考えていくことを写真活動として続けていきたいと思いました。
 お客様から以下のような感想をいただきました。皆様、どうもありがとうございました。

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鳥海山に写真を荷揚げしてきました!
写真展「憧れの山 ナンガパルバットへ」開催中です

2014年7月22日

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鳥海山山頂へ向かう
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写真展の様子
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鳥海山頂美術館前にて
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登山中 荷揚げを手伝ってくださった山の先輩と

 秋田県・山形県の県境に鳥海山(ちょうかいさん・2236m)という美しい山があります。2014.7/6〜9/7まで、山頂にある山頂御室(おむろ)小屋 鳥海山頂美術館で写真展を行うことになり、写真の荷揚げをしました。

 しゃりしゃりした残雪を踏み、雪解け水の流れを聞きながら山頂へ。振り返ると、眼下には青い海がとうとうと広がり、ふるさとの秋田の大地が緑にきらりと光っていました。地元、象潟町に住む山の先輩が荷揚げを手伝ってくださり、休憩中、山を眺めながら一緒にスイカを切って食べました。そのおいしかったこと!

 山頂直下にある御室(おむろ)小屋は、7月から9月はじめまでの2ヶ月間のみ営業する山小屋です。濃いガスの中、小屋に到着すると、スタッフがストーブを焚いてもてなしてくださいました。2000mを越える山頂では、夏でもストーブを焚かない日はないそうです。標高が高いためにここから見上げる星空は素晴らしく、小屋のスタッフいわく、「天の川が分からないほど」星が散らばって見えるそうです。 この日は 雲がかかって星が見えませんでしたが、その雲の上に輝いているだろう星空を想いました。

 この鳥海山頂美術館で行う写真展「憧れの山 ナンガ・パルバットへ」では、2012年夏に訪れたパキスタンの高峰ナンガ・パルバット(8125m)のルパール谷の暮らしを表現しました。ヒマラヤの谷に生きる人々の、大自然の中での生き生きとした生活や、生命力を感じていただけたらと思います。皆様、どうぞお越し下さい。

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5/4〜22 までヨルダンに行ってきました。

2013年5月28日

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紅茶を売り歩く老人(ダウンタウン/アンマンヨルダン)
An old man who has sold tea ( Downtown/Amman Jordan )
 5/4〜22までヨルダンに行ってきました。
 現在ヨルダンには、政情不安定なシリアからの膨大な難民が流入しており、首都アンマン周辺や難民キャンプで生活しています。これまでの撮影で知り合ったシリアの友人たちがヨルダンで難民として生活している様子を訪ね、話を聞いてきました。彼らがどのような日常を送っているのかを、写真を撮り話を聞かせてもらうことで、たくさんの人に知ってもらいたい。そしてより多くの理解・支援へと結びつけていきたいと思います。